「外壁通気工法」は、壁の中に空気の通り道をつくり、壁を呼吸させる画期的な方法。室内側に防湿剤を取り付け、湿気の進入を抑え外壁下地材と防火サイディングの間に通気層をつくります。これが湿気や熱気の通り道になります。外壁下地材はシート状の防風材だけに比べ、確実に通気スペースを確保する事ができます。快適さを保ちながら、高断熱構造の内部結露という欠点を解消。漏水を大幅に低減し、住まいを長持ちさせる「外壁通気工法」。この高機能は、これからの住まいに欠かせないシステム工法です。
外壁通気工法に、モルタル通気リブラスHを下地に用い、モルタルで仕上げるモルタル・アセダス工法もあります。
※右図の外壁構造は住宅金融公庫の工事共通仕様書に掲載された「通気に関する措置」に基づく工法です。
湿気や熱気を屋外へだし内部結露を防ぎ、壁内の乾燥状態にキープ。さらに漏水防止により、躯体の劣化を軽減し、住まいの寿命を延ばすことができます。また透湿性に優れた棟換気口、軒天換気口などの併用により、住まいをさらに丈夫で長持ちさせることが可能です。
下地材と内部クロス下地材に、軸組工法でそれぞれ壁倍率3.0を取得した外壁下地材を併用すると高強度と「筋かいレス」が実現。外壁の構造強度が高くなるため、大きな開口部や柱のない広い空間プランニングが可能です。
長年にわたり通気工法を追求してきた独自の技術とノウハウを駆使し、土台水切。見切縁、棟換気口、軒天換気口、防湿機密シートなど、トータルなシステムとして外壁通気工法をご提案します。
湿気とともに熱気も屋外へ排出することができ、遮音、吸音性に優れた外装下地材と外壁材との組み合わせから生まれる二重壁構造は、防音性を向上させ、快適住居空間を実現します。
劣化の軽減とは、建築時の強さを長く維持するため、気候や湿度などに対する住宅の耐久性の目安を表示したものです。外壁通気工法なら、壁内部の湿気や外壁面の一次防水層と通気工法による二次防水層をしっかり施工して、浸入した雨水を排出することにより、駆体の劣化を軽減し、長持ちさせることができます。